事業計画の確認、修正時の問題点と対応策

事業環境が明らかに大きく悪化したにも関わらず、事業計画の見直しをせず、当初のまま進む

 

・事業が壁にあたっているという現実に目をつぶって、現状の路線をそのまま継続してしまう

 

・社長は、取締役会で言い訳や自己正当化ばかりしようとする。
 社外取締役も、それに対して厳しくチャレンジしないどころか、
 主要株主であるVC間の思惑が異なるため歯車が噛み合わない

 

・事業計画を作成した時点と状況が変わってきたことは理解していても、
 大変苦労して株主の了承を得た事業計画なので見直しを躊躇してしまう。

 

現実とのギャップがどんどん広がるが、取締役会での面倒な議論を思うと手をつけられない

 

・事業環境の変化に応じて社長が事業計画を見直そうとするが、普段からの情報共有不足、
 説明不足で、社員が危機意識を共有しておらず、理解しない。単なる朝令暮改と思い、動かない

 

販売の見込みがたたない商品に固執して、事業の方向転換を先延ばしにする。
成果が出ず、頼りになる優れた人材の採用も進まず、社長は心身ともに疲弊する

 

社長は、事業計画への自信がなく、状況が変わったと言ってはすぐ修正しようとする。

 

コア事業が振るわないため、新規事業を次々に始めてしまう

 

事業計画にそった経営、実行をあまり重視していないため、
時間とエネルギーをかけた事業計画がほとんど活かされていない。

 

特に、VC等から資金調達ができると、途端に見向きもしなくなる

 

ベンチャー社長は、世の中、競合状況の変化には常に注意し、大きな構造変化の予兆に着目する

 

現在の事業計画が考えられる最大の事業機会をねらうものなのか、
最善手なのか、常に確認し、必要に応じてこまめに修正していく

 

予定した売上等がどうやっても確保できそうにない、
あるいは開発上の深刻な問題がこのままでは回避できない、
などと判断した際は、経営会議、取締役会で議論後、大きく舵を切る

 

・株主にコミットしているから、約束してしまったからということを言い訳にせず、真摯に見直すこと。
 その場を取り繕えば何とかしのげる、ということは決してない

 

・事業計画の根本的見直しは早く提案し早く手をつけるほうが勝ち

 

・創業当初の事業計画は、どんなに真剣に取り組んでもほとんどの場合は
 大幅に見直されるものであり、それを恥じたり隠したりする必要はない。
 むしろ、頑迷に固執することを避けるべき

 

・「ここまで築きあげてきた資産すべてを持って、今日スピンアウト創業し、
 3年後の上場をねらおうとする場合の本来の事業計画」を作成してみる。
 そうすると今何をすべきかがより明確になってくる

 

・現実を踏まえた事業計画見直し案を大至急作成し、経営会議で議論する。
 極めて厳しいオプションを含む複数の代替案を立案し、真正面から議論すること

 

・執行側の結論を出して、できるだけ早く取締役会を召集し、期限を決めて
 (例えば2週間以内)方針変更の決定をする。期間を設けないと、株主の思惑の違いにより、
 結論が延々と出ないことが多い

 

根本的な方向転換を含む経営改革を断行する際は

 

・支出を一気に絞り、会社の存続を最優先する

 

・アクションは大きな痛みをともなうレベルまで一気に行う。
 そうでなければ不十分となり、悪化が止まらない

 

・格好をつけたり、社長としてのプライド、評判を気にすることは百害あって一利なし。
 手遅れにならないうちに再建策を断行する

 

・主要株主は、いやみの一つも言うものの、社長の再建案に説得力があれば、通常、サポートしてくれる

 

一方、追風が吹き、目の前にチャンスがあると考えられる時は、株主を早めに巻き込み、資金を確保して攻めに出る

 

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